Kao Corporation

09/12/2024 | Press release | Distributed by Public on 09/11/2024 20:04

油で汚染された土壌専用の洗浄剤を開発 汚染により再利用困難な“ブラウンフィールド”問題に向けた新技術

土地の土壌が汚染されているために売却や再開発ができず、長期間放置されるブラウンフィールド問題が世界中で発生しています。日本においても、東京ドーム約5,988個分にあたる2.8万ヘクタールがブラウンフィールド化すると試算されており*2 、対応策が課題です。しかし、現在主流の「掘削除去法」は、汚染土壌を掘削して新しく入れ替える、掘削した土壌をプラントに運んで機械で洗浄するなどの必要があるため、多額の費用がかかります。花王は、ブラウンフィールドを引き起こしやすい土壌汚染の中でも、ガソリンスタンドや工場跡地で発生する油由来の汚染に着目。得意とする界面化学技術と衣類の洗たくで培ってきた知見を活かし、汚染された土壌を移動させずにその場で洗浄できる新たな洗浄剤の開発を試みました。